カイロプラクティックは、人体の骨(脊柱および骨盤や四肢、頭蓋骨)を特殊な安全な矯正法で施術する療法です。


カイロプラクティックのテクニックは多数ありますが当院は安全で痛みのないテクニックを取り入れています。

背骨のズレやひずみを手や器具(アクチベーター)で正しい位置に戻して、人間に備わった自然治癒力を利用して身体の機能を回復させるという自然医学とも言えます。



人間の骨の数は新生児で約350個、成人で約205個有ります。

背骨は頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個つまり24個しか有りません。

 

ここで疑問を持ちますよね。

 

背骨だけ矯正してもまだ他にも多数の骨が有るって。そうなんです、我々は検査する時に足から頭蓋骨まで検査して矯正するのです。まあ素人の方なら信じられないですよね。

実は私も最初は信じられなかったです。しかし40年患者さんの体を触診したり、カイロプラクティックの理論や実技を勉強しているとそれが分かるようになるのです。おそらく普通の方でも興味と勉強さえ怠らなければ可能なはずです。

カイロプラクティック概論を専門的に述べるとこのホームページをご覧のみなさんも飽きてしまいますので私は分かりやすく説明しております。

 

カイロプラクティックには独特な矯正技術がたくさん有ります。

カイロプラクティックは【手技療法】という意味でありますが、世界保健機関の考えでは

【筋骨格系の障害とそれが及ぼす健康全般への影響を診断、治療、予防する専門職である】と

定義されております。

 

たとえば機械でも油が切れてきたり、時間が経過すると動きが悪くなり、そのまま処置しなければ動きが止まり、やがてサビついてしまう。それを防ぐには潤滑油をできるだけ早めにさしてあげることが大切です。

 

人間の関節も同様に動きが悪くなったら動きを正常に戻すことが大事。

 

自然に動きが戻る場合が多いが、もし自力で戻ることが難しいのであれば、カイロプラクティックの技術が必要です。頸椎ならムチ打ち症で関節の動きが異常になる場合がありますが、実はストレスや寝不足や悪い姿勢などでも関節の動きが悪くなる場合もあるのです。

 

しかし健康な方であれば自然に戻る場合もたくさんありますが、もしも自然に戻らないと、頸椎上部の動きの異常なら頭痛・めまい、頸椎5、6、7番辺りだと首の痛みやこり背中の痛み(肩甲骨の内側)、ひどい場合は腕から手の指先まで痺れる場合もあります。

 

余談ですが踵(かかと)の骨を専門的には踵骨(しょうこつ)と言います。

この骨も上下の動きや内外の動き、そして内回転、外回転の動きがあります。

我々カイロプラクターは関節の動きの異常を見つけるため、体中の関節を検査します。踵骨が上に動き過ぎて下に動きが悪くなるとアキレス腱に痛みが出る場合があります。また、内側に動き過ぎて外側に動きが悪くなると足の裏の足底筋膜炎(足をつく時に足底が痛い)になる場合があります。内くるぶしの上に距骨(きょこつ)と呼ばれる骨がありますが、これが内側に動き過ぎると膝の内側に痛みがくる場合もあります。

 

このように骨の動きの異常がかなり離れたところに影響が出る場合も多いです。

 

だから私の検査は背骨だけじゃなくて足から頭まで検査するようにしています。

これが一番、理にかなった検査法だと自分では思っています。

 

ただし骨折や脱臼、中枢神経の病気、菌による疾患、ガン等は医師の範囲ですのでカイロプラクティックには適してはおりません。

 

 

ズレの原因としては、外傷(骨折、脱臼、打撲、捻挫)、職業(姿勢、作業、習慣)、精神的(落胆、緊張、ショック)、化学的(栄養不足、薬物中毒)、物理的(放射線、高熱、寒冷)、これらの原因によって筋肉のバランスがくずれ背骨がズレてきます。

                                        



このページの上の写真はアクティベーターで腰椎や頸椎を矯正している様子です。

より安全に且つ効果の上がる施術です。

横の写真はSOT(sacro.occipital.technique)であり、ブロックを使用して施術をしています。

 

カイロプラクティックにはたくさんの施術の方法がありますが必ずしもバキバキ鳴らす方法が適切とは言えません。例えば、かなり炎症を持っている場合や、神経が圧迫されている場合などは良い方法とは言えません。